補聴器のはなし |
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補聴器をやったほうが良い人 |
/ ”聞こえる”プロジェクト |
補聴器のはなし
補聴器を
やったほうが良い人
補聴器はやったほうが良いの?
補聴器をやったほうが良い人/補聴器のはなし
では、実際に補聴器をやったほうが良い人とはどんな人なのでしょうか?
補聴器をやったほうが良い人とは?
補聴器をやったほうが良い人/補聴器のはなし
補聴器は「聞こえにくくて困っている人」が必要なものと言えます。
ここで重要なことは、補聴器が必要かの目安は「聞こえの程度(難聴のレベル)」ではないということです。難聴のレベルが軽度の人でも、聞こえにくくて困っていたり、諦めていたことなどを取り戻したいと思う人は補聴器をした方が良いと言えます。
補聴器のはなし |
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こんな経験がある人には補聴器をお勧めします |
ひとつでも当てはまる人は補聴器を考えてみましょう |
聞こえが原因で、生活に困ったことがある。
●外を歩いている時に車の音に気づかずにひやっとした時がある。
●テレビの音が大きくなったせいで、家族と一緒にテレビを見られなくなった。
●後ろから話しかけられても気づかないことがあって、相手に嫌な思いをさせた。
●耳のそばで大きな声で話してもらわないと聞き取れなくて困る。
●聞こえていないのに空返事をしてしまう。
コミュニケーションがうまくいかずに嫌な思いをしたことがある。
●相手の言葉が聞き取れなくても聞き返すのが悪いと思ってしまう。
●一緒に暮らしている家族のために聞こえるようになりたい。
●人に迷惑をかけたくない。
●何を言っているか聞き取れないので、笑ってごまかしてしまう。
毎日を楽しく過ごしたいが、聞こえのせいで楽しめない時がある。
●会話しないので毎日が楽しくない。残りの人生は人と会話して暮らしたい。
●同窓会で会話が聞き取れず、輪に入れなかった。楽しくなかった。
●1対1だと問題ないが、3~4人で食事に行くと会話が聞き取れなくて辛い。
●趣味を楽しみたい。聞こえのせいで諦めたくない。
補聴器は聞こえにくくて困っていることを改善するためのものです。
難聴の程度(難聴レベル)ではなく、生活に困っていると感じたら使うようにしましょう。
聞こえによって感じるストレスは人それぞれです。「どのくらい聞こえが悪いか?」ではなく、自分が「困っている」「ストレスが大きい」と感じる方は補聴器をして快適な生活を送れるようにすると良いでしょう。
済生会宇都宮病院 耳鼻咽喉科
主任診療科長・聴覚センター長
医師
新田 清一
済生会宇都宮病院 耳鼻咽喉科
言語聴覚士